2011年11月29日火曜日

78. Ska

  The Hunter / Prince Buster & The All Stars
  Little Joe / Prince Buster & The All Stars

銃声と犬の咆哮から始まる、黒く野性味のあるインスト。
ジャマイカに狩猟文化ってあるんですかね。
Busterの感性だからこそ作ることができたインストだと思う。
他のプロデューサが、例えばJazz好きのCoxsoneが
こんなインスト作るとは考えられないですよね。

そんでもってFlip Sideも、BonanzaをBusterが解釈したら
こんな感じになりましたよといったこれまたNiceな1曲。



2011年11月28日月曜日

77.Roots

  Forward Jah / Bernard Collins

本日はRootsの棚の整理をしましてその際に選んだ1曲。
Abyssiniansのリードボーカル、Bernard collinsの心にぐっとくる声。
CLINCHレーベルはSatta Massa Ganna以外にも良い曲ありますね。

2011年11月25日金曜日

76. Ska

        VC.10 / Roland Alphonso

ようやっとミキサーのACアダプタが届き、普段の音楽生活が送れるようになった。
一週間くらいだけれどレコード聞けない環境はきつかった。
寝起きに、帰宅直後に、まったりと休日中に
当たり前のようレコードに針を落としジャマイカ音楽を聞く日常。

この聞けない環境の中で、復旧したらまず最初に何を聞くか考えながら過ごした。
そして今日、一番最初に針を落としたレコードが今回の掲載曲。

人生で初めて大枚はたいて買ったレコード。
7年くらい前に買ったレコードだけれど、申し分なくかっこいい。
自分のなかで、ジャマイカ音楽という括りの中で流行廃りがあるんだけれど、
この曲はもうずっと最高位に位置する素晴らしい曲。
特にドラムの入り方、音の鳴り方が抜群。
おそらくドラムはLloyd Knibbsだと思う。
そのLloyd Knibbsも今年の5月に亡くなってしまった。

Slkatalitesのメンバーは生きている人の方が少なくなってしまったけれども
彼らが作り上げた音楽がある限り、自分の中ではずっと鳴り続ける。

2011年11月20日日曜日

75. Rocksteady

     Thank You / Roy Shirley  〈1968〉

Uniquesの元メンバーでもあったRoy Shirley。
独特の土臭い声。
声質としてはJustin Hindsと似ているような気がする。
そのJustin Hindsは70年代に入ってからも活躍したけど
Roy Shirleyは1973年にはイギリスに移住したこともありリリースがない。
この声でRootsとかやっても演奏とハマったと思うんですがね。

さておき、この頃のBunny LeeのRocksteadyは聞き応えのある素晴らしい曲が多い。
今回の曲もいい意味で哀愁漂っていて良い。

2011年11月19日土曜日

74. Rocksteady

      My Woman's Love / Slim Smith & Uniques

家で飼っている愛猫がミキサーのACアダプターを噛み砕いてしまい
今、レコードが聞けずにいる。
ACアダプターのみ注文したが、届くのは来週の金曜日くらいになりそう。
なので、以前レコード音源からPCに落としたものの中から掲載。

Uniquesと言えばやっぱりSlim Smithが在籍していたことで有名なグループ。
けどそれ以外にも、Roy Shirley,Jimmy Riley,Lloyd Charmers
はたまたCornell Cambellなんかが在籍していたこともあり、
メンバー経歴を振り返るとなかなか自分好みのシンガーがいる。

掲載曲はImpressionsのカバー曲。
原曲はSoulバラードといった印象だけれど、ことUniquesのVerは抑揚がありSlim Smithのソロ部分なんてバッチリ。何度聞いてもグッとくる。


2011年11月14日月曜日

73. Ska

Can't Go On / Linval Spencer

70年代のReggae,Rootsをしばらく聞いていると無性に60年代のSkaを聞きたくなる。
最近はずっとそんな周期。

掲載曲は、一発録りっぽい勢いの良さが気に入っている。
Linval Spencerって誰って思って調べてみると
なんとLinval Thompsonのことらしい。


2011年11月9日水曜日

72. 頑張れ! Bob Andy

新宿にレゲエの為のクラブ「OPEN」がある。
1回しか行ったことはないけれど、
スケジュールだけはちょくちょくチェックしている。

今月のスケジュールに頑張れ!Bob Andyというメッセージがあった。
何か病気なのか調べたところ、4月に胸の手術をしたらしく
その手術の影響で今も闘病中だということを知った。

Bob Andyといえば、レコード屋で必ずチェックをするシンガーの1人。
諭すような心がこもった声。
この声が本当に渋く、かっこいい。

Bob Andyファンの1人として6曲掲載。頑張れ!Bob Andy!!

Unchained / Bob Andy
Private Number / Bob & Marcia
Peace In Your Mind / Bob Andy
Hell A Go Broke Lose / Bob Andy
The Ghetto Stay In The Mind / Bob Andy
You Don't Know / Bob Andy











2011年11月4日金曜日

71. Reggae & Inst

 
Strange Things / John Holt   〈1971〉
Strange Mood / Phill Pratt    〈1975〉

John Holtの70年代に入ってからの1曲。
生まれは1943年。Ska期も活躍しているが
何と言ってもRock Steady期のParagonsやソロが最も輝いていた時期だろう。
スローなテンポに甘い声。まさしくMellow Out。

けれども掲載曲はRock Steady期が終わり、Reggaeへの移り変わりくらいの時期の曲。
声のメロウさがそぎ落とされ、
歌詞や演奏も関係していると思うがシリアスな声の印象になっている。
同じシンガーでも年代によって声に違いがあって、
そんな観点から聞き込むのもジャマイカ音楽の楽しみのひとつ。

"Strange Things"のBongo Verも併せてどうぞ。

ちなみに今日は金曜日。
Strange Things  Happen on a Friday Night...