2012年5月31日木曜日

129. Female

   Ina Jah Children / Dhaima

今週はFemaleものにスポットを当てて掲載中。

Joe GibbsのRoots Classicと言っても過言ではない代表曲。
Ska,Rocksteady期よりも男尊女卑の流れが進むなか
Femaleものの中で燦然と輝く1曲。

ただ、Dhaimaというシンガーで調べてみても
掲載曲以外に3曲しかリリースしたことが確認できない。
それだけ、長い期間で活躍することが厳しいことを物語っている。

2012年5月30日水曜日

128. Female

   When The Lights Are Low / Joya Landis

昨日に続き、Femaleに焦点を当てて掲載。

Joya Landisは元々はアメリカ人。
Treasure IsleからのRockSteady
"Moonlight Lover"が一番有名だと思いますが
Duke Reidのあまりの怖さにビビって
アメリカに帰ってしまったという認識なのですが
掲載曲は1970年リリースのもの。

またジャマイカに戻ってきて録音したものかどうか
詳しいことは分かりませんが
演奏、ボーカル共に最高に渋い1曲。

2012年5月29日火曜日

127. Female

   You're No Good / Marcia Griffiths

今週はFemale Singerを掲載していこうと思います。

まずは、ジャマイカ音楽の女性シンガーといったら
真っ先に挙げられるであろうMarcia Griffithsからの1曲。

音楽活動の始まりはCoxsone。
何でもMarcia Griffithsの歌唱力に惚れ込み
Byron LeeとCoxsone Doddで争った経緯があるらしい。

Coxsoneからリリースされたファウンデーションチューン
“Feel Like Jumping”の頃はまだ10代。
その後、Bob Andyとのデュエット
Bob Marleyのバックコーラスの一員、I Threesのメンバーの1人としての活動といい
時代を越えて活躍したシンガー。

掲載曲は、温もりと哀愁さが同居したような雰囲気が気に入っている。

2012年5月24日木曜日

126. Horace Andy

   Problems / Horace Andy

今週末の新宿OPENでのHorace Andyのライブが
本人の急病のため取り止めになってしまった。

自分も、その日は日中に山登りをして
夜はHorace Andyのライブに行くという
タフで刺激的な計画をしていましたが
急遽、どうしても地元に帰らなければいけない用事ができたとこでした。

必ずやまたの機会があることを信じ、その日が来るまで
レコードでHorace Andyを体感しよう。

2012年5月23日水曜日

125. Calypso

   Big Bamboo / Lord Creator

Big Bambooは幾多のカリプソニアンが歌っていますが
個人的にはLord Creatorの出来がずば抜けてます。

一番有名なRandy'sのヴァージョンも素晴らしいし、
CoxsoneからのLP 「JAMAICA TIME」のBig Bambooも素晴らしい。

そして掲載曲のTigerレーベルのヴァージョンも
甲乙つけがたい程いい味出してます。

Randy's Ver.


Coxsone Ver.


2012年5月22日火曜日

124. Augustus Pablo

   Bedroom Mazurka / Pablo & Fay

連日のAugustus Pablo。
"Tonight" trkに喘ぎ声が入り混じる中に、孤高なピアニカの音。
喘ぎ声まで音楽にしちゃうのはジャマイカくらいじゃないでしょうか。
その喘ぎ声を出しているFayの本名はFay Bennett。
Sax奏者Val Bennettの娘さんらしい。

2012年5月21日月曜日

123. Augustus Pablo

   Lama Lava / Pablo & The Upsetters

久しぶりにAugustus Pabloをチョイス。
プロデュースby Lee Perry。

この2人で悪いはずがない。
もう、音に惹き込まれる。
佐川のおっちゃんが届けてくれて一時間以内に掲載。
そんだけ強く感銘を受けているということです。

2012年5月16日水曜日

122. Coxsone

   Addis A Baba / The Skatalites
   When I Falling Love / Ken Boothe
   Brimstone & Fire / Clifton Gibbs

先日、大阪はClub StereoにてStudio One Tributeというイベントが行われたそうです。
かかる曲すべてがCoxsoneの曲。
想像するだけで気持ちが高まります。

そんなつながりで、自分もCoxsone棚から
これぞCoxsoneクラシックという曲を3枚ほど弾き出しました。

是非、聞いてみてください。





2012年5月6日日曜日

121. The Clash

   Pressure Drop / The Clash
   Armagideon Time / The Clash

ジャマイカ音楽を聞く前から、そして今でも聞き続けているのがThe Clash。
皆さんもご存知の通り、Joe Strummerはレゲエ好きで
バンド名のClashというのはCultureのTwo Sevens Clashから拝借した。

そんなことは知らずに10代の頃はClashを聞いていた。
そしてジャマイカ音楽に出会い、レゲエの曲を聞き続ける中で冒頭に書いた
Clashのバンド名の由来を知った。
その時は何だか嬉しかった。
好んで聞いていたミュージシャンも自分が聞き始めた音楽が好きだったことが。

そんな話はもう1つある。
邦楽で唯一といってもいい、今でも聞いているフィッシュマンズ。
フィッシュマンズのボーカル
佐藤伸治さんはHorace Andyの声を真似ていたらしい。

自分が好きなミュージシャンも
ジャマイカ音楽が好きだったと知った時は、何て言うんでしょう。
自分が辿り着いた音楽が間違っていなかったんだと確信した。

補足するまでもないですが
Pressure DropはMaytals、Armagideon TimeはWillie Williamsのカバー。
Clashは他にもDanny RayのRevolution Rockのカバーもしていますが
そちらもバッチリです。むしろ個人的には原曲越え。



2012年5月3日木曜日

120. Reggae

   Freedom Day / Ken Boothe

最近手に入れた1枚。
Ken Bootheもフェイバリットシンガーの1人だけどこの曲は知らなかった。
Coxsoneの元でSka、Rocksteady期にファウンデーションチューンを作りだし
70年代に入ってからも、SunShotからArtibellaの渋いリメイク、
ObserversからSilver Words、Wild FlowerからEverything I Ownといったように
ファウンデーションチューンが存在する。

そんなヒット曲に隠れるかのように
ものすごく、熱く、強くFreedomを叫ぶ、魂がこもった今回の掲載曲。
プロデューサーはEverything I Ownと同じLloyd Charmers。

LPだと1976年リリースのBlood Brothersの一番ラストに収録されている。

2012年5月1日火曜日

119. Roots

   Reggae Rhythm (a.k.a Higher Range) / Horace Andy

今月、フェイバリットシンガー Horace Andyが来日する。
LP(SkylarkingとIn The Light)を聞きながら
ごそごそとHoraceの7inchを棚から弾き出す。

今宵はHorace Andy Time...