2012年9月28日金曜日

154. Roots

  Jah Jah Robe / Rising Sun

何だか今年はいきなり秋がやってきた気がします。

日本には今でも季節感がありますが
南国のジャマイカは常夏のイメージです。
少なくとも日本のような四季はありませんよね。

季節の話からどう持っていきたいかというと
Reggaeの中でもRootsと言われる音には全くといっていいほど
常夏(暑さからくる陽気さ、開放感)のイメージが感じられません。
なぜ、このような音が南国のジャマイカで生まれたのだろうと考えさせられます。

ただ、このいわゆるRootsにのめり込んでいる。
そして、今回の掲載曲のような音に出会うためにレコードを探しています。
引き締まった演奏に、芯のある歌声。
とりわけドラムの音の響きが凄まじい。
Dub sideも、もの凄くいいので併せて聞いてみて下さい。




2012年9月26日水曜日

153. Augustus Pablo

   Valley Of Jehasophat / Augustus Pablo

窓の外からは秋の虫の声。
そして、スピーカーからはAugusutus Pabloのメロディカ。
これからどんどん夜が長くなりますが、これぞまさしく夜の音。

2012年9月23日日曜日

152. Rocksteady

   My Guiding Star / Joe White

今週はJoe Whiteに的を絞って掲載してきました。
ラストは"Rocksteadyといったらこの曲"で締めたいと思います。

Joe Whiteの素晴らしい歌声。
CoxsoneのRocksteady期の演奏も洗練されていて素晴らしい。


2012年9月20日木曜日

151. Ska

    Irene / Joe White

今週はJoe Whiteに的を絞って掲載中。
今日はTreasure Isleからの活きのいいスカチューン。

僕の知る限り、Ska期は主にGay FeetとTreasure Isleで活動していたようです。
次回は、Joe WhiteのRocksteadyを掲載しようと思います。

150. Ska (Ballard)

   Every Night / Joe White & Chuck

今週はJoe Whiteに的を絞って掲載中。

今日の1曲は相棒、Chuckを携えての極上のトロピカルバラード。
どうやらこの盤がGay Feetの始まりだったようです。
このセンス、堪らない。

2012年9月19日水曜日

149. Ska

   Sinful Ways / Joe White & Chuck

今週はJoe Whiteに的を絞って掲載中。
昨日に続きこちらもGay Feetからの1曲。

Joe Whiteのレコードにはよく
"Joe White & Chuck"とクレジットされていて、
おそらくデュオでやっていたのでしょう。
Treasure Isleでも見受けられます。

勢いのあるボーカルスタイルに前のめりの演奏。
思わずこちらの気分も高まります。

2012年9月18日火曜日

148. Ska

   One Nation / Joe White & Chuck

続けてソニア・ポッティンガー関連の曲を掲載したことから
改めて、レコード棚からソニア・ポッティンガーものを探り出してみました。

その中で目についたのがJoe White。
Treasure Isle、Coxsone、Beverley'sでもレコードが出ていることから
当時は人気があったと思われます。

Joe Whiteの声が好きで、今でも気にして見ているシンガーです。
そんなことで、今週はレーベルの枠を越えてJoe Whiteを掲載していこうと思います。

2012年9月12日水曜日

147. Nyahbinghi

   Soul Drums / Leslie Butler & Count Ossie

今回もソニア・ポッティンガーからの1曲。

Count Ossieをワレイカヒルから呼び、初めてレコーディングしたのは
Prince Busterでその後、CoxsoneやRandy'sのヴィンセント・チンらも
Nyahbinghiの曲を作りますが、
掲載曲と前回の曲(Gay Drums)のようなNyahbinghiインストを作ったのは
ソニア・ポッティンガーしか思い当たりません。

ビルドアップに展開する素晴らしい1曲です。

2012年9月11日火曜日

146. Nyahbinghi

   Gay Drums / Count Ossie

ソニア・ポッティンガーが所有するレーベル
High Noteからの1枚。

Ken Bootheの有名曲Lady With Star Lightの裏面に
ひっそりと収録されているこの曲。

あまりの格好良さに脱帽。
もう言葉でどうこう言えるものじゃない。

ソニア・ポッティンガーが作った
この手のパターンの7inchがもう一枚ありますので、次回掲載します。

2012年9月7日金曜日

145. Reggae

   Them Never Love Poor Marcus / Mighty Diamonds

Mighty Diamondsといったらこの曲を真っ先に挙げます。
美しいルーツコーラス。
けど、美しいだけじゃない。
その裏にはどうにもならないことに対する怒りだったり
わだかまりのようなものがあるように思える。
そんな時はじっと耐えるんだ。耐え抜くんだ。
生きるということは、時には試練だ。
そんなことを感じさせる1曲です。

レゲエは生き抜く術をも教えてくれます。

2012年9月6日木曜日

144. Augustus Pablo

   Dub Hill (Waricka Hill) / Austus Pablo

ボブ・マーリィの映画、観てきました。
冒頭のExodusが入ってくるところから、心を鷲掴みにされました。
やっぱり、みなぎる力がそうさせるのだと思います。

ドキュメンタリー映画とあって時代ごとに
当時を知る人のインタビュー、または本人の声を交えて
丁寧に生き様を追っていると感じました。
また、死ぬ間際のことをしっかりと構成に入れていたのが印象深ったです。

癌を患い36歳という若さで亡くなったことしか僕は知らなかったので
ドイツで、しかもあんな極寒の地で
悪性腫瘍を治す第一人者の元で治療を受けていたことには多少驚きました。

何年も伸ばしたドレッドロックスを治療のために
切らなければいけない時のボブの気持ちはどんなだったのだろう。
ボブ・マーリィの娘、セデラ・マーリィが(ドレッドロックスを切って)
あんな小さな父親を見たのは初めてだったとインタビューで答えている所では
胸が締め付けられるような感覚を覚えました。
当時のことを、自分の目で見ている人の言葉はずっしりと響きました。

ただ、死は終わりだけではないと思います。
もちろんその本人(今回でいえば、ボブ・マーリィ)がいなくなってしまうのは
とても悲しいことですが、
こんな人物がいたんだということを伝えていくことで
その人(ボブ・マーリィ)は、伝えられた人の心の中で生きていくと思います。

微力ながら、僕もボブ・マーリィの素晴らしさを伝えていこうと思いました。

さて今回の掲載曲は
当ブログの表紙を飾っているAugustus Pabloの1曲。

ボブ・マーリィは最後には西洋医学に自分の体を預けたのに対して
敬虔なラスタのパブロは西洋医学には頼らずに悪性腫瘍と向き合いました。
身体に刃物を入れるべからずというラスタの決まりに従い
腫瘍ができた脚の切断を拒み、自然療法とハーブで闘病生活を送りました。
しかしながら、99年に45歳で亡くなっています。                                                                                                              〈参考文献: Roots Rock Reggae〉
                                                                                         
Pablo All Starsの強烈に引き締まったWaricka HillのDubヴァージョンです。

2012年9月4日火曜日

143. Bob Marley

   Gonna Get You / Bob Marley

今月1日から、ボブ・マーリィの映画が始まりました。
なので、いつも以上に聞いています。
必ず観に行きます。
そして、帰ってきてまたボブ・マーリィを聞くのがもの凄く楽しみです。