2011年5月2日月曜日

16. Coxsone

    Let Them Try / Alton Ellis


Altonはジャマイカの歌い手の中でも抜群に歌がうまい。
本当に聞いていて惚れ惚れする声だと思う。
だから、彼の声にはラブソングが最高に似合う。

生まれは1939年。デビューはCoxsoneからで何曲かリリースした後にRandy'sでも録音している。
そして、Duke ReidのTreasure Isleから、"Dance Crasher","Don't Trouble People","The Preacher(説教者)などをリリースしている。タイトルから分かるように、反社会的な行動をする当時のルードボーイに対しての警告の歌だ。意外にも、ラブソングだけではないAltonの歌に対しての真面目さを感じる。そして、先に挙げた曲は個人的には好きで、特に"Don't Trouble People"なんかは今から7年くらい前に、ジャマイカから出品されているオークションでゲットして、そのレコードの郵便物に貼られていた切手が、Bob Marleyで感動してしまい今でも大切に額に入れて飾っている。

ただ、そのようなお咎めの歌を歌ったせいでルードボーイたちから標的にされてしまい、ルードボーイたちを刺激するような歌を出さなくなる。

もちろん、"RockSteady","La La Means I Love You","You Made Me Happy"などのラブソングもリリースしていて、むしろそっちの方がTreasure IsleのRockSteadyにおける黄金期を支えたと考えられる。

Coxsoneに戻って来たのは、1967年にCoxsoneからの誘いでSoul VendorsのメインヴォーカリストとしてKen Bootheと共にイギリスツアーに参加した事がきっかけ。

曲数は決して多くはないが70年代に入っても、Altonの素晴らしい曲はある。
今後、掲載していきたいと思う。


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