2011年7月24日日曜日

48. Ska (Cover)

    "Cocktails For Two"

最初にこの曲を知ったのはSammy IsmayのGay Feet盤で、
次にレコード屋でCha-Chaのヴァージョンを手に入れ、
その次にオークションでEarl Bosticのヴァージョンを手に入れた。

Cocktails For Twoは1930年代にビッグバンドで作曲されたもの。

個人的にはSammy Ismayのいい具合に南国の湿度が感じられる
Cocktais For Twoが気に入っている。
このSammy Ismayというアーティストだが
私が調べる限りではこの盤にしかクレジットされていない。
Featuringでクレジットされているということは
Baba Brooks Bandの一員ではないだろうし...

興味のある謎のアーティストの1人だ。


Cocktail For Two / Featuring Sammy Ismay, Baba Brooks Band



Cocktails For Two / Jerry Murad's HARMONICATS



Cocktails For Two / Earl Bostic

2011年7月23日土曜日

47. Ska

  One Step Beyond / Prince Buster

先日、休みの日に久しぶりにSkaの棚のレコードを整理した。
そんな時に久しぶりに手にしたBB324、そう今回の掲載曲。

針を落とすと、相当かっこいいことを再認識。
Busterの楽器の一部と化してる口チュク。
この口チュクはおそらくジャマイカ音楽にしか見られない。

男気溢れる彼のスタイルは別格。

2011年7月21日木曜日

46. Roots Inst

渋いRoots Instを3曲。
Rebelな音に奮い立たせられる。


Eastern Memphis / Family Man & The Rebel Arms 〈1973〉



Fisherman Special / Don Drummond Jr.(Vin Gordon) 〈1975〉



Brain Wash / Conscious Minds 〈1971〉

2011年7月12日火曜日

45. Roots

        Song My Mother Used To Sing / Dennis Brown 〈1973〉

ジャマイカ音楽のメジャーシンガー、Dennis Brown。
1957年キングストンの生まれで、1967年にはStudio1から11歳の若さで
"No Man Is An Island"でデビューを果たす。

Coxsoneでの音楽活動を皮切りにDerrick Harriott,Clive Chin,Bunny Lee, Niney Observer,Harman Chin Roy,Joe Gibbsといったプロデューサーの元でも
曲をリリースし続けどのレーベルでもBig Tuneを生み出した。

掲載曲はHarman Chin RoyのレーベルScorpioからリリースされた一発。
独特なマイナーコードにホーンが絡み合う演奏に
絶対的な存在感がある声で(まさにHere I Come)歌い上げる。

代名詞でレゲエの貴公子とか言われているけど
修行僧のような作務衣を着ているイメージがあるので
個人的にはむしろストイックなシンガーの印象を持っている。

Reggaeを聞くようになってからも
あまりに有名な故に若干敬遠していたところがあったけれど
ここ2、3年はかなり熱心に集めている。


2011年7月11日月曜日

44. Roots

     BLACK ON BLACK / Well Pleased & Satisfied

レコード探している時にWell Pleased & Satisfiedを見つけると
必ずチェックしているアーティストの1人。

妙に訴えかけてくる声が気に入っている。


43. Summer Time

     Motherless Child / Tony Gregory Lesie Butler Trio

ガーシュイン作曲"Summer Time"のCover Version。
この楽曲はどのジャンルからも愛されていていろんなカバーがあるが
ジャマイカでも人気があったようで掲載曲以外にもいくつかのカバーがある。

実を言うと掲載曲を7inchで2枚持っている。
1枚目は1年くらい探し続けて見つけたと記憶している。

そして2名目を手に入れる経緯だが
ジャマイカ音楽を愛する方ならばご存知、京都のレコード屋に
電話で何のレコードだったか忘れたけど在庫の確認の電話をした時に
後ろから聞こえてきたのが今回の掲載曲”Motherless Child”だった。
1枚は入手していたが、ちよっと盤の状態がよくなく
もっといいのができれば欲しいと思っていたので
電話の最中に思わず”Motherless Child”のことを尋ねた。
そしたら、あんまり状態よくないから2000円でいいよと言われ迷わず即決した。

届いてみたら確かにそこまでよくはないけれど
1枚目よりはだいぶ良く、またレーベルがついていて嬉しかった。

この曲は何と言っても間奏のPianoのソロに尽きる。
がらっと空気までも変える演奏。痺れます。

Pianoの演奏はクレジットから推測するにLeslie Butler。
Leslie ButlerといえばGay Feetから出てる
めっちゃ渋いインストにもクレジットされている御方。
調べると、Piano,Organ,Synthesiser,Keyboards,Fluteとマルチな才能を持っている。


2011年7月5日火曜日

42. Bob Marley

   Satisfy My Soul Jah Jah / Bob Marley & The Wailers  〈1972〉

以前、いつか Satisfy My Soul Jah Jahの7inchオリジナル盤を手に入れたいと書きましたが
手に入れることができました。
いつもお世話になっているレコード屋にて発見。はやる気持ちを抑えながらも心の中で完全に有頂天になっている自分。

裏のVersionがこれまたとてつもなく、かっこいい。

いつもお世話になっているレコード店主曰く、
当時、ある人がBobにDubをやってみてはどうかと提案したところ
「DubはJoe Gibbsに任しておけばいいんだ」と一蹴したという。

やはりBob Marleyは歌詞(Lyrics)が自分の音楽なんだという自負があったのだろう。

けれども収録されているVersion (Dub)。
音の鋭さが増して、その鋭さに呼応するかのようにBob Marleyの声も
より鋭くなっていて、本当に素晴らしい仕上り。




  必聴のVersion。

2011年7月3日日曜日

41. Prince Buster

       Science / Prince Buster

King  Of  Prince Buster。
生まれは1938年。ボクシングをやっていた(ジャマイカを訪れたカシアス・クレイ、後のモハメド・アリとスパーリングをしたことがあり、その時にアリのあごにパンチをくらわせたという伝説もある)こともあり、腕っぷしの強さを買われCoxsoneのもとでサウンドシステムの用心棒をやっていた時期もある。

1957年には、自らのサウンドシステム”Voice Of The People"をスタートさせる。
当時のサウンドシステムはCoxsoneのDown BeatしかりDuke ReidのTrojan、その他のサウンドシステムもアメリカのRhythm&Bluesをかけて人気を争っている状況だった。
ラジオ局も同じようにアメリカのRhythm&Blues、Jazzを流していて、ジャマイカに昔からある民族音楽を軽視する傾向にあった。

そんな現状を打破すべく、Busterはジャマイカで作られる音楽にこだわりを持ち、
それを俺たちの音楽と位置づけた。
Busterはシンガーだけではなくプロデューサーもやっていて、
1960年にジャマイカ音楽としては初めて
アフリカに起源のあるラスタドラムを取り入た"Oh Carolina"をリリースする。

Busterはラスタではないが、アフリカに対しての意識は相当あったようで、ルーツの民族音楽を取り入れることでジャマイカ人によるジャマイカ人の為の音楽、俺たちの音楽を作ろうとした。

"Oh carolina"の予想しなかったヒットにCoxsoneもラスタドラム奏者Count Ossieに頼み込んで何曲かレコードをリリースしている。

掲載曲はAugustus Pablo "JAVA" trkにBusterのトースティングが絡み合う、いかついジャマイカ音楽。