2012年12月30日日曜日

169. Reggae

   Stop That Train / Ken Boothe

時は師走。
1年を振り返るということで
2012年に蒐集したレコードで掲載しております。

今年も残すところあと1日。
2013年も、ガシガシ蒐集してまだ聞いた事のない
素晴らしい音楽に出会えますように。

Ken Bootheがこの曲をカバーしてることは知りませんでした。
これだからジャマイカ音楽、Reggaeはやめられません。

このブログを立ち上げたきっかけというのは東日本大震災でした。
当たり前のように過ぎていくかのように思える日常。
しかし、その日常は一瞬にして風向きを変えます。
何か、自分が世の中に発信、表現したいものがあるならば、
それはその時にやらなければという気持ちがあの震災で芽生えました。
年は変わりますが、1日1日を大切にする気持ちを普遍的に持っていたいものです。

今年も本ブログを見て頂いた方、ありがとうございました。
今後とも、気が向いたらチェックしてもらえると嬉しいです。
ではでは皆様、よいお年を。

2012年12月19日水曜日

168. Roots

   Black Cinderella / Max Asher
   Black Cinderella / Horace Andy

時は師走。
1年を振り返るということで
2012年に蒐集したレコードで掲載しております。

今年は個人的に大好きな"Black Cinderella"trkを
2枚手に入れることができました。

オリジナルはもちのろん、Eroll Dunkleyなんだよねぇと言いながら
がさごそレコード棚探してみたら、、、ありませんでした。
完全に買い忘れてました。来年には必ずや。




2012年12月17日月曜日

167. Japanese Artist

 Africa / Reggaelation Independance

時は師走。
1年を振り返るということで
2012年に蒐集したレコードで掲載しております。

ジャマイカ音楽のなかで
カリプソのTabu→GayladsのAfrica→Sons Of NegusのZion We Want To Goなど
どの時代でも引き継がれてきた楽曲が
2012年、日本でもレコードとして録音されました。

夏頃には出ていた1枚ですが、全く把握していませんでした。
最近、巡り合わせがよく今年の内に手に入れることができました。

個人的に大好きな楽曲を
こんなにもかっこよく演奏している日本人(演奏家の方々)に感服です。


2012年12月9日日曜日

166. Rhythm & Blues

   Whereevey You May Be / Joe & Ann

時は師走。
1年を振り返るということで
2012年に蒐集したレコードで掲載しております。

Doo-Wop調のコーラスに絡む、女性Vocal。
ジャマイカ音楽なのかは不明ですが、聞いているとぐっときます。

ゴールデンウィーク明けに入手した1枚ですが
クリスマスシーズンに合うのではないでしょうか。

2012年12月8日土曜日

165. Reggae

   Halfway Up Halfway Down / Dennis Brown

時は師走。
1年を振り返るということで
2012年に蒐集したレコードで掲載しております。

今年はまだ集計していませんが
昨年1番多く入手したシンガーはDennis Brownでした。
おそらく今年も間違いなく上位に入ってくると思います。

Reggae Muzikの皇太子と呼ばれた男、
ポストBob Marleyと言われた歌唱力には納得です。
掲載曲は、アメリカのA&M RECORDSより
世界進出を果たしたLP「Love Has Found Its Way」からのシングルカット。


2012年12月6日木曜日

164. Reggae

 Been Such A Long Time / B. B. Seaton

時は師走。
1年を振り返るということで
2012年に蒐集したレコードで掲載しております。

ソウルフルなんだけど、演奏はしっかりレゲエ。
そして実力派シンガー、B.B.Seatonの渾身の声。
渋さのなかに、甘さを兼ね備えたどこか艶のある曲。
そんな曲をこれからも見つけていきたいものです。

2012年12月5日水曜日

163. Cover


  Do Your Thing / Chosen Few

時は師走。
1年を振り返るということで
2012年に蒐集したレコードを掲載していこうと思います。

今日はアイザックス・へイズの曲を、
原曲以上に黒く、渋くカバーしている1枚。

Derrick Harriottのカバーアレンジのセンスの良さに脱帽です。


2012年10月25日木曜日

162. Reggae

   Hey Girl / Gaylads

今週は「胸にしみる歌声」をキーワードに掲載しています。

1979年リリース、Gayladsの1曲。
レーベルに、R.Thaxterと書かれているので
おそらく結成当初の3人ではなくオリジナルメンバーのモーリス・ロバーツに
サクスター兄弟の頃のGayladsだと思います。

この7inchは手に入れた時の1回しか見た事がありません。
結構珍しい盤ではないでしょうか。

メンバーは変わってもGayladsのハーモニーは胸にしみます。

2012年10月24日水曜日

161. Early Reggae

   That Wonderful Sound / Dobby Dobson

今週は「胸にしみる歌声」をキーワードに掲載しています。

もう、Dobby Dobsonの声が素晴らしくて、、、

2012年10月23日火曜日

160. Reggae (12inch)

   Dying In The Ghetto / Jimmy London

今週は「胸にしみる歌声」をキーワードに掲載しています。

Jimmy Londonはだいぶ前に1枚だけ買って
それ以来、全く目もくれていなかったけど最近この曲を知った。
切々と歌い上げるJimmy London。
Bob Marleyがハイレセラシエ1世が死んだ直後に作ったとされる
Jah Liveとメロディーが重なって聞こえるのは僕だけでしょうか。

2012年10月22日月曜日

159. Reggae

   Satta I / Lizard (Clive Hunt)

ようやく秋らしくなりました。
今週は「胸にしみる歌声」をキーワードに掲載していこうと思います。
まずは、何度も繰り返して聞きたくなる1曲をどうぞ。

2012年10月10日水曜日

158. Roots

   Can't Take It Away / Cedric Myton & The Congos

Congosと言ったら「Heart Of The Congos」だけど、それだけじゃない。
だって、こんなに素晴らしい曲があるんだから。
圧倒的な歌唱力。
是非、聞いてみてください。

2012年10月7日日曜日

157. Ska (Coxsone)

   You & I / Jackie & Doreen

自分の中で決まり事があって、その内の1つに
掃除機をかける時に聞くLPがあります。

それは、初めてジャマイカ音楽で買ったLP
heart beatからの編集盤、「Skatalites / Foundation Ska」
ちょうど10年くらい聞いていますが、全く飽きません。

掃除機をonする前に、レコードプレイヤー再生させると
Christine Keeler!!
スカのリズムにのりながら、どんどん掃除していきます。
いつかは7inchで手に入れたいと思っていますが、未だに入手できず。

1階からかけ始めて2階へ向かう。
だいぶ大音量でかけているのですが
さすがに2階までは掃除機の音にふさがれてしまいあまり聞こえず。
ただし、掃除機をかけるところが全て終了しoffにすると
2階にでもSkatalitesがばっちり聞こえてきます。
そうして、このLPは2枚組なので
何も予定がない日は通しで聞くという過ごし方です。

Skaの勢い、爽やかさ、甘さ、Don Drummondの意向が伺えるキラーな曲
すべてがうまく盛り込まれている愛聴盤であります。

今日の掲載曲は、このLPにもデュエットVocal Skaが収録されている
Jackie & Doreenの素晴らしい歌声が堪能できる1曲。
バックの演奏も、当時の熱気がびしびし伝わってきて素晴らしい。

2012年10月4日木曜日

156. Roots

   Throw Down Your Arms / Burning Spear

まだ、登場していなかったBurning Spear。
満を持して掲載していきます。

"Burning Spear"日本語では「燃える槍」。
このネーミングはケニアを独立国家として創立させた
初代大統領、ジョモ・ケニヤッタの愛称が由来となっている。

1948年、セント・アン地区に生まれる。
1969年、Coxsoneのオーディションで"Door Peeper"を歌い、音楽活動のスタートを切る。
オーディションで歌ったのが"Door Pepper"なんて。
その時点で自分のやりたい、やるべき音楽が確立されていたのでしょう。
"Door Pepper"は7inchでリリースされ、Coxsoneの元では5年間のうちに
2枚のアルバムをリリースした。

しかし、1974年、商業音楽主義に嫌気がさしたのか地元であるセント・アン地区に
戻ってしまう。そして、農民としての生活を始める。
音楽に未練があったかどうかは想像に任せるしかないが、
1975年に、運命的といえるのではないでしょうか。ある人物に出会う。
その人物とはセント・アン地区のオチョ・リオスを拠点として
サウンドシステムを展開、及び駆け出しのレコードプロデューサーであった
ローレンス・リンド(通称 Jack Ruby)。

Jack Rubyの元でReggae史に残る"Marcus Garvey"LPなどを作った後、
自身のレーベルを立ち上げ、一線を画したRootsを送り出した生粋のラスタマン。

むせかえるほどの土埃、身体にじっとりまとわりつく熱、突然のスコール、
そして人々の悲しみ、やるせなさ、不満をも切り裂く圧倒的な声。

時代を越え、国も違えど、心が揺さぶられます。


2012年10月3日水曜日

155. Roots

   Dubbing Is a Must / Pablo Moses

ここ数年、
Bob Andy,Winston Jarrett,Burning Spear,Ken Boothe,Skin Flesh & Bones,
Heptones,Errol Dunkley,Israel Vibration
そして今回の掲載曲のPablo Mosesも見つけると必ずチェック。

Pablo MosesはReggaeの奥深さを如実に表しているシンガーだと思う。
華はなくとも、じっと土に根付く苔のような魅力といいましょうかね。


2012年9月28日金曜日

154. Roots

  Jah Jah Robe / Rising Sun

何だか今年はいきなり秋がやってきた気がします。

日本には今でも季節感がありますが
南国のジャマイカは常夏のイメージです。
少なくとも日本のような四季はありませんよね。

季節の話からどう持っていきたいかというと
Reggaeの中でもRootsと言われる音には全くといっていいほど
常夏(暑さからくる陽気さ、開放感)のイメージが感じられません。
なぜ、このような音が南国のジャマイカで生まれたのだろうと考えさせられます。

ただ、このいわゆるRootsにのめり込んでいる。
そして、今回の掲載曲のような音に出会うためにレコードを探しています。
引き締まった演奏に、芯のある歌声。
とりわけドラムの音の響きが凄まじい。
Dub sideも、もの凄くいいので併せて聞いてみて下さい。




2012年9月26日水曜日

153. Augustus Pablo

   Valley Of Jehasophat / Augustus Pablo

窓の外からは秋の虫の声。
そして、スピーカーからはAugusutus Pabloのメロディカ。
これからどんどん夜が長くなりますが、これぞまさしく夜の音。

2012年9月23日日曜日

152. Rocksteady

   My Guiding Star / Joe White

今週はJoe Whiteに的を絞って掲載してきました。
ラストは"Rocksteadyといったらこの曲"で締めたいと思います。

Joe Whiteの素晴らしい歌声。
CoxsoneのRocksteady期の演奏も洗練されていて素晴らしい。


2012年9月20日木曜日

151. Ska

    Irene / Joe White

今週はJoe Whiteに的を絞って掲載中。
今日はTreasure Isleからの活きのいいスカチューン。

僕の知る限り、Ska期は主にGay FeetとTreasure Isleで活動していたようです。
次回は、Joe WhiteのRocksteadyを掲載しようと思います。

150. Ska (Ballard)

   Every Night / Joe White & Chuck

今週はJoe Whiteに的を絞って掲載中。

今日の1曲は相棒、Chuckを携えての極上のトロピカルバラード。
どうやらこの盤がGay Feetの始まりだったようです。
このセンス、堪らない。

2012年9月19日水曜日

149. Ska

   Sinful Ways / Joe White & Chuck

今週はJoe Whiteに的を絞って掲載中。
昨日に続きこちらもGay Feetからの1曲。

Joe Whiteのレコードにはよく
"Joe White & Chuck"とクレジットされていて、
おそらくデュオでやっていたのでしょう。
Treasure Isleでも見受けられます。

勢いのあるボーカルスタイルに前のめりの演奏。
思わずこちらの気分も高まります。

2012年9月18日火曜日

148. Ska

   One Nation / Joe White & Chuck

続けてソニア・ポッティンガー関連の曲を掲載したことから
改めて、レコード棚からソニア・ポッティンガーものを探り出してみました。

その中で目についたのがJoe White。
Treasure Isle、Coxsone、Beverley'sでもレコードが出ていることから
当時は人気があったと思われます。

Joe Whiteの声が好きで、今でも気にして見ているシンガーです。
そんなことで、今週はレーベルの枠を越えてJoe Whiteを掲載していこうと思います。

2012年9月12日水曜日

147. Nyahbinghi

   Soul Drums / Leslie Butler & Count Ossie

今回もソニア・ポッティンガーからの1曲。

Count Ossieをワレイカヒルから呼び、初めてレコーディングしたのは
Prince Busterでその後、CoxsoneやRandy'sのヴィンセント・チンらも
Nyahbinghiの曲を作りますが、
掲載曲と前回の曲(Gay Drums)のようなNyahbinghiインストを作ったのは
ソニア・ポッティンガーしか思い当たりません。

ビルドアップに展開する素晴らしい1曲です。

2012年9月11日火曜日

146. Nyahbinghi

   Gay Drums / Count Ossie

ソニア・ポッティンガーが所有するレーベル
High Noteからの1枚。

Ken Bootheの有名曲Lady With Star Lightの裏面に
ひっそりと収録されているこの曲。

あまりの格好良さに脱帽。
もう言葉でどうこう言えるものじゃない。

ソニア・ポッティンガーが作った
この手のパターンの7inchがもう一枚ありますので、次回掲載します。

2012年9月7日金曜日

145. Reggae

   Them Never Love Poor Marcus / Mighty Diamonds

Mighty Diamondsといったらこの曲を真っ先に挙げます。
美しいルーツコーラス。
けど、美しいだけじゃない。
その裏にはどうにもならないことに対する怒りだったり
わだかまりのようなものがあるように思える。
そんな時はじっと耐えるんだ。耐え抜くんだ。
生きるということは、時には試練だ。
そんなことを感じさせる1曲です。

レゲエは生き抜く術をも教えてくれます。

2012年9月6日木曜日

144. Augustus Pablo

   Dub Hill (Waricka Hill) / Austus Pablo

ボブ・マーリィの映画、観てきました。
冒頭のExodusが入ってくるところから、心を鷲掴みにされました。
やっぱり、みなぎる力がそうさせるのだと思います。

ドキュメンタリー映画とあって時代ごとに
当時を知る人のインタビュー、または本人の声を交えて
丁寧に生き様を追っていると感じました。
また、死ぬ間際のことをしっかりと構成に入れていたのが印象深ったです。

癌を患い36歳という若さで亡くなったことしか僕は知らなかったので
ドイツで、しかもあんな極寒の地で
悪性腫瘍を治す第一人者の元で治療を受けていたことには多少驚きました。

何年も伸ばしたドレッドロックスを治療のために
切らなければいけない時のボブの気持ちはどんなだったのだろう。
ボブ・マーリィの娘、セデラ・マーリィが(ドレッドロックスを切って)
あんな小さな父親を見たのは初めてだったとインタビューで答えている所では
胸が締め付けられるような感覚を覚えました。
当時のことを、自分の目で見ている人の言葉はずっしりと響きました。

ただ、死は終わりだけではないと思います。
もちろんその本人(今回でいえば、ボブ・マーリィ)がいなくなってしまうのは
とても悲しいことですが、
こんな人物がいたんだということを伝えていくことで
その人(ボブ・マーリィ)は、伝えられた人の心の中で生きていくと思います。

微力ながら、僕もボブ・マーリィの素晴らしさを伝えていこうと思いました。

さて今回の掲載曲は
当ブログの表紙を飾っているAugustus Pabloの1曲。

ボブ・マーリィは最後には西洋医学に自分の体を預けたのに対して
敬虔なラスタのパブロは西洋医学には頼らずに悪性腫瘍と向き合いました。
身体に刃物を入れるべからずというラスタの決まりに従い
腫瘍ができた脚の切断を拒み、自然療法とハーブで闘病生活を送りました。
しかしながら、99年に45歳で亡くなっています。                                                                                                              〈参考文献: Roots Rock Reggae〉
                                                                                         
Pablo All Starsの強烈に引き締まったWaricka HillのDubヴァージョンです。

2012年9月4日火曜日

143. Bob Marley

   Gonna Get You / Bob Marley

今月1日から、ボブ・マーリィの映画が始まりました。
なので、いつも以上に聞いています。
必ず観に行きます。
そして、帰ってきてまたボブ・マーリィを聞くのがもの凄く楽しみです。


2012年8月20日月曜日

142. Ska (Rhythm and Blues)

   Ups And Downs / Tony & Louise

通勤の電車移動中にBLUE BEAT BOP!を読む。
ぱらぱらとめくり、今日はアイランドとトロージャンの関係について。

驚いたことはIslandの7inchリリースの枚数。
1962年から68年でなんと455枚!
とりわけ63年、65年は、4日に1枚のペースで7inchを出していたことになるそうです。

BLUEBEATにも決して引けを取りません。
そして掲載曲は驚異のペースの63年に出された1枚。
Skaというよりもアメリカのリズム&ブルースの影響をもろに感じる1曲です。


2012年8月19日日曜日

141. Lee Perry

   Public Jestering / Judge Winchester

昨日に引き続きLee Perryプロデュースの1曲。
Black Artのレーベルとジャマイカ盤のUpsetterレーベルの7inchは
どうしても手に取って聞いてみたくなります。

この2つのレーベルからは音の鋭さだったり、独特の浮遊感といった
いわゆるLee Perryっぽい音が多い気がします。

掲載曲も渋めのDJの後ろで鋭い演奏が展開されています。
最後まで保たれた緊張感も最高です。

2012年8月18日土曜日

140. Roots

   Fisherman / The Congos

Lee Perryものはあまりにも多くて
未だに把握しきれていませんが
Heart Of The Congosは常に近くに置いておきたい1枚。

そのLPの最初に収録されている今回の掲載曲。
スピリチュアルコーラスルーツ最高峰な1曲。

2012年8月15日水曜日

139. Ska

   Helena Darling / The Flames

味わい深いSka。
出だしのホーンに惹き付けられ、
素朴なボーカルスタイルに聞き入り
間奏のホーンでいい曲だなぁとしみじみ実感。
ドラムも特徴的な叩き方。

BLUE BEAT盤しか見た事はありませんが
Prince Buster音源のようです。

2012年8月14日火曜日

138. Cover

   Nice And Easy / Horace Andy

ソウルグループ MiraclesのDo It BabyをCover。
この曲のCoverといったら
Susan Cadogan (Lee Perryプロデュース)が有名だと思いますが
Horace Andyの方もいけてます。

元はObserverからリリースされた1曲のようです。

2012年8月13日月曜日

137. Cover

  Summer Time / Little-G

今日の空は何だか秋の気配を感じました。
立秋を過ぎると少しずつだけど、夏の終わりを感じることが多くなります。
といってもまだまだ日中は暑い。
残暑見舞いに痺れるSaxをどうぞ。

Summer Time2度目の登場です。

2012年8月11日土曜日

136. Early Reggae

  Run To The Rock / Righteous Flames

連日のWinston Jarrettを掲載。
前の曲よりも年代的に少し前、1971年にリリースされた1枚。

Winston Jarretの心に響く声にやられます。
あと抜群のコーラスワーク。
すごくいいトリオグループだと思うんだけど、そこまでリリースがないのが事実。

けど最近、非常に興味を持っていたWinston JarretのLPをココアイルにて入手。
Winston JarretとHorace Andyのコンピなんて堪りません。
しかもバックはWailers Band。軽く10年は聞ける素晴らしい出来なので
機会があったらLPの方も掲載しようと思います。

以前のWinston Jarrettの更新はこちらから




2012年8月10日金曜日

135. Roots

  Must Be A Revolution / Righteous Flames

引っ越しや何やかやでご無沙汰していました。
またぼちぼちやっていこうかと思います。

それでは、最近僕のお気に入りのシンガー
Winston Jarrett率いるRighteous Flamesをお聞き下さい。

筋がびしっと通った力強い1曲です。

2012年6月22日金曜日

134. 12inch

   Material Man / Gregory Issacs

今週は12inchを掲載中。
有名曲"Night Nurse"のLong Mixの裏面なんですが
個人的には断然、掲載曲"Material Man"ですね。
どっしりと重い音のなかを浮遊するGregoryの艶やかな色気のある声。

materialを使ったタイトルでは、
他にJimmy Cliff / Material Worldが思い浮かびますが
どちらも聞き応えあります。

2012年6月21日木曜日

133. 12inch

   Rainbow Country / Bob Marley

今週は12inchを掲載中。
昨日のWailing Soulsもそうでしたが、
今日のBob Marleyの1曲も12inchのみのリリース。

数多くあるBob Marleyの編集盤に収録されていることはありますが
オリジナルアルバムには収録されていません。

プロデュースは70年代前後に組んでいたLee Perry。
この組み合わせで生まれた曲はBob Marleyの中でも最高峰だと思っています。

2012年6月20日水曜日

132. 12inch

   Jah Give Us Life Don't Feel No Way / Wailing Souls

今週は12inchを掲載中。
この曲は12inchでしかリリースしていなく、
とても気に入っていたにも関わらず
なかなか手に入れるところまでいかなかった。
ようやっと手にしてから聞いているけど、もの凄い1枚ですね。

Wailing Soulsが個人的に好きという、ひいき目はあると思いますが
まさに魂のこもった素晴らしい曲です。

しかもこの曲はGreensleevesの1番のリリース。
まだまだGreensleevesに素晴らしい曲があるのでは、
あるはずと思い、最近は気にして見ています。

見て下さっている方、Recommendな1枚ありましたら是非教えてください。

2012年6月18日月曜日

131. 12inch

   Mr. Knows It All / Gregory Issacs The Revolutionaries

6月入ってだいぶご無沙汰しておりました。
今週は月から金まで12inchを掲載していきたいと思います。

まずはGazのMix CDで度肝を抜かれたGregory Issacsの1曲。
とてもかっこいい曲だなと思い調べてみると12inchのみのリリースと判明。
その当時(24歳くらいかな)はまだ7inchにしか情熱を注いでいなかった為
手に入れようと思いませんでしたが
今年30歳を迎え、12inchもありだなと思い始め手に入れた1枚。

同じsideでダブワイズまで楽しめるって
音楽の起承転結ができている感じがして良いですね。

2012年6月1日金曜日

130. Female

   Dread Out De / Joy White

今宵はFemale Roots。
Rootsを聞き始めた頃にいつもお世話になっている
レコード屋の店主に薦められて手に入れた1枚。

引き締まった演奏に、哀愁を帯びた孤高なボーカルが絡み合う。
初めて聞いた時、そして今も
この曲が持つ鋭さ、強さが、身を奮い立たせる。

2012年5月31日木曜日

129. Female

   Ina Jah Children / Dhaima

今週はFemaleものにスポットを当てて掲載中。

Joe GibbsのRoots Classicと言っても過言ではない代表曲。
Ska,Rocksteady期よりも男尊女卑の流れが進むなか
Femaleものの中で燦然と輝く1曲。

ただ、Dhaimaというシンガーで調べてみても
掲載曲以外に3曲しかリリースしたことが確認できない。
それだけ、長い期間で活躍することが厳しいことを物語っている。

2012年5月30日水曜日

128. Female

   When The Lights Are Low / Joya Landis

昨日に続き、Femaleに焦点を当てて掲載。

Joya Landisは元々はアメリカ人。
Treasure IsleからのRockSteady
"Moonlight Lover"が一番有名だと思いますが
Duke Reidのあまりの怖さにビビって
アメリカに帰ってしまったという認識なのですが
掲載曲は1970年リリースのもの。

またジャマイカに戻ってきて録音したものかどうか
詳しいことは分かりませんが
演奏、ボーカル共に最高に渋い1曲。

2012年5月29日火曜日

127. Female

   You're No Good / Marcia Griffiths

今週はFemale Singerを掲載していこうと思います。

まずは、ジャマイカ音楽の女性シンガーといったら
真っ先に挙げられるであろうMarcia Griffithsからの1曲。

音楽活動の始まりはCoxsone。
何でもMarcia Griffithsの歌唱力に惚れ込み
Byron LeeとCoxsone Doddで争った経緯があるらしい。

Coxsoneからリリースされたファウンデーションチューン
“Feel Like Jumping”の頃はまだ10代。
その後、Bob Andyとのデュエット
Bob Marleyのバックコーラスの一員、I Threesのメンバーの1人としての活動といい
時代を越えて活躍したシンガー。

掲載曲は、温もりと哀愁さが同居したような雰囲気が気に入っている。

2012年5月24日木曜日

126. Horace Andy

   Problems / Horace Andy

今週末の新宿OPENでのHorace Andyのライブが
本人の急病のため取り止めになってしまった。

自分も、その日は日中に山登りをして
夜はHorace Andyのライブに行くという
タフで刺激的な計画をしていましたが
急遽、どうしても地元に帰らなければいけない用事ができたとこでした。

必ずやまたの機会があることを信じ、その日が来るまで
レコードでHorace Andyを体感しよう。

2012年5月23日水曜日

125. Calypso

   Big Bamboo / Lord Creator

Big Bambooは幾多のカリプソニアンが歌っていますが
個人的にはLord Creatorの出来がずば抜けてます。

一番有名なRandy'sのヴァージョンも素晴らしいし、
CoxsoneからのLP 「JAMAICA TIME」のBig Bambooも素晴らしい。

そして掲載曲のTigerレーベルのヴァージョンも
甲乙つけがたい程いい味出してます。

Randy's Ver.


Coxsone Ver.


2012年5月22日火曜日

124. Augustus Pablo

   Bedroom Mazurka / Pablo & Fay

連日のAugustus Pablo。
"Tonight" trkに喘ぎ声が入り混じる中に、孤高なピアニカの音。
喘ぎ声まで音楽にしちゃうのはジャマイカくらいじゃないでしょうか。
その喘ぎ声を出しているFayの本名はFay Bennett。
Sax奏者Val Bennettの娘さんらしい。

2012年5月21日月曜日

123. Augustus Pablo

   Lama Lava / Pablo & The Upsetters

久しぶりにAugustus Pabloをチョイス。
プロデュースby Lee Perry。

この2人で悪いはずがない。
もう、音に惹き込まれる。
佐川のおっちゃんが届けてくれて一時間以内に掲載。
そんだけ強く感銘を受けているということです。

2012年5月16日水曜日

122. Coxsone

   Addis A Baba / The Skatalites
   When I Falling Love / Ken Boothe
   Brimstone & Fire / Clifton Gibbs

先日、大阪はClub StereoにてStudio One Tributeというイベントが行われたそうです。
かかる曲すべてがCoxsoneの曲。
想像するだけで気持ちが高まります。

そんなつながりで、自分もCoxsone棚から
これぞCoxsoneクラシックという曲を3枚ほど弾き出しました。

是非、聞いてみてください。





2012年5月6日日曜日

121. The Clash

   Pressure Drop / The Clash
   Armagideon Time / The Clash

ジャマイカ音楽を聞く前から、そして今でも聞き続けているのがThe Clash。
皆さんもご存知の通り、Joe Strummerはレゲエ好きで
バンド名のClashというのはCultureのTwo Sevens Clashから拝借した。

そんなことは知らずに10代の頃はClashを聞いていた。
そしてジャマイカ音楽に出会い、レゲエの曲を聞き続ける中で冒頭に書いた
Clashのバンド名の由来を知った。
その時は何だか嬉しかった。
好んで聞いていたミュージシャンも自分が聞き始めた音楽が好きだったことが。

そんな話はもう1つある。
邦楽で唯一といってもいい、今でも聞いているフィッシュマンズ。
フィッシュマンズのボーカル
佐藤伸治さんはHorace Andyの声を真似ていたらしい。

自分が好きなミュージシャンも
ジャマイカ音楽が好きだったと知った時は、何て言うんでしょう。
自分が辿り着いた音楽が間違っていなかったんだと確信した。

補足するまでもないですが
Pressure DropはMaytals、Armagideon TimeはWillie Williamsのカバー。
Clashは他にもDanny RayのRevolution Rockのカバーもしていますが
そちらもバッチリです。むしろ個人的には原曲越え。



2012年5月3日木曜日

120. Reggae

   Freedom Day / Ken Boothe

最近手に入れた1枚。
Ken Bootheもフェイバリットシンガーの1人だけどこの曲は知らなかった。
Coxsoneの元でSka、Rocksteady期にファウンデーションチューンを作りだし
70年代に入ってからも、SunShotからArtibellaの渋いリメイク、
ObserversからSilver Words、Wild FlowerからEverything I Ownといったように
ファウンデーションチューンが存在する。

そんなヒット曲に隠れるかのように
ものすごく、熱く、強くFreedomを叫ぶ、魂がこもった今回の掲載曲。
プロデューサーはEverything I Ownと同じLloyd Charmers。

LPだと1976年リリースのBlood Brothersの一番ラストに収録されている。

2012年5月1日火曜日

119. Roots

   Reggae Rhythm (a.k.a Higher Range) / Horace Andy

今月、フェイバリットシンガー Horace Andyが来日する。
LP(SkylarkingとIn The Light)を聞きながら
ごそごそとHoraceの7inchを棚から弾き出す。

今宵はHorace Andy Time...

2012年4月25日水曜日

118. Rhythm & Blues

   My Baby's Gone / Ray-O-Vacs

前回はジャマイカンRhythm & Bluesでしたが
今回は本場、アメリカのRhythm & Bluesの中で最も好きな一曲を掲載。
1951年リリースされた掲載曲。
ジャマイカンが好みそうなこの曲はもちろん
Ska誕生以前のサウンドシステムでかかっていたそうです。
当時のジャマイカでは "Shock Attack"というタイトルで呼ばれていた。

嗄れ声の雰囲気といい、間奏といい、抜群にかっこいい。
またドラムが独特。
ドラムのリズムというより、パーカッション的なリズム、
アフリカ起源のようなリズムもこの曲のかっこよさを引き立てている。

2012年4月20日金曜日

117. Jamaican Rhythm & Blues

   Satchmo's Mash Potatoe / Girl Satchmo

1961年にTreasure Isleから出された何ともジャマイカらしい一枚。
まだSkaが誕生する前、ジャマイカでも知られていたであろう
サッチモを、お得意の真似でJiveのように歌の間に入り込ませる。
よくよく聞くとDJの原型にも感じさせる。

間奏のブロウもいかにも古臭く、また洗練されていない感じが良い。

2012年4月19日木曜日

116. Roots

   UNITY / Willie Williams
   Work All Day / Barry Biggs

Roots棚を整理していて、
久しぶりに聞いてみようとはじいたものから掲載。
音、歌声の「渋さ」がたまらなくかっこいい2曲。



2012年4月12日木曜日

115. Roots

   Created By The Father / Errol Dunkley

Rocksteadyの頃から活躍しているErrol Dunkley。

独特のねちっこさがある味わい深い声。
この曲はDennis Brown,Gregory Isaacsも歌っているがErrol Dunkleyのが一番好み。
歌詞がまたすごく良い。

All These Things were Created By The Father...



Look at the trees
How their leaves are blowing away in the sky

Listen to the birds
How they're singing away their time

Look at the sun
How it shines bright in the skies

Well all these things were created by the father...

Look at the grass
How it makes your lawns look pretty

Look at the flowers
How they make your gardens look pretty,too

Even when You're feeling weary, tired and low
All you've got to do is relax and feel the cool rain so...



2012年4月8日日曜日

114. Reggae

   Conqueror / Stranger & Gladdy

Uhh,Uhh,Uhhhhコーラスが心に染み入る
Lee Perryプロデュースの佳曲。

Stanger Cole、Gladstone "Gladdy" Andersonは共にSka期から活躍していて
2人ともスタートはDuke ReidのTreasure Isleから。
Stranger Coleはシンガー1本だけど、Gladdyに至ってはシンガーよりも
ピアノ、キーボードが本職と言える。

Treasure Isleを始めとして、Coxsoneでも弾いていたと言われている。
Rock Steady期にはLyn Taittのバンド、
70年代にはRevolutionaries、Roots Radicsで活動。

どの時代でもピアノ奏者といえば真っ先に名前が挙がるミュージシャン。

2012年4月4日水曜日

113. Cover

   Joy Times / Tommy McCook

今回もカバー曲を掲載。Take Five。
この曲はジャマイカでも相当人気があったようでいくつものカバーが存在する。

なかでも掲載曲は演奏はどっしりと重く、厚く、しっかりとレゲエの演奏。
ドラムの乾いた浴びせるような音、小ネタ的なダブワイズ。

2012年4月2日月曜日

112. Cover

   Aquarius / Freedom Singer
   Let Jah Son Shine / Mighty Diamonds,  Plaza Style / Mighty Diamonds
   Aquarius / Black Uhuru & The Tamlins

5th Dimension "Aquarius"(1969年)のジャマイカンカバーを3曲まとめて掲載。

どれも自分たちの音に作り上げていて素晴らしい出来。

Plaza StyleはAquariusをこれぞジャマイカスタイルのDubwiseに仕上げている。

ジャーに太陽の輝きを...










2012年3月23日金曜日

111. Rocksteady

     No One To Give Me Love / Larry Marshall

男がいた。その男は大学の卒業を真近に控えていた。
男は恋をしていた。
彼女には大学4年の春に出会った。
1ヶ月間、海外を旅して帰ってきた直後のため
まだ日本の春に馴染めず、何だか心がそこになかった。
そんな時に、初めて一目惚れという感覚にぶちあたる。

しかし、それ以降は何も進展がないまま時間は過ぎた。
ぬるい大学生活が終わり、社会の労働者になる現実。
希望なんてなかった。あるのは不安だけだった。
彼女に告白をしようか。
ここで気持ちを伝えなければもう彼女と会うこともないだろう。

男は卒業前に彼女に自分の気持ちを伝えた。

そんな日々のなかで、よく聞いたカセットテープがある。
テープのB面、ラストから3曲目がとても男の心を揺さぶった。
この曲を聞くと、いつもあの頃のことを思い出す。

今日、3月23日は男と告白を受けた彼女の8年の記念の日である。


2012年3月20日火曜日

110. Roots & Coxsone

      Up Park No Mans Land / Winston Jarrett
      Work Up Yourself / Winston Jarrett

声の魔術師、Winston Jarrett。
音に合わせ自身のしゃがれた声を如何様にも変えて歌いきる。

シンガーとしてのキャリアはAlton Ellis & The Flamesの一員として始まる。
その後、Prince Buster、Sonia Pottingerなどからリリースされている
Righteous Flamesのメンバーとして活動した後にソロ名義でレコードをリリース。

個人的に、すごくWinston Jarrettに潜在能力の高さを感じる。



2012年3月14日水曜日

109. Roots

    Blood Dunza / Blazing Fire

メジャーなレーベルではないけど、自分好みの音が多い"JA-MAN"。

レーベルデザインが2種類あって
掲載曲のデザインと以下のデザイン。
















どちらのデザインにしても決してかっこいいわけでもないけれど
あえて狙ってこんなデザインにしている感じがする。

それでいて、上のレーベルデザインの時は
Produced by Dudley Swaby and Leroy Hollettとクレジットされていて
掲載曲のレーベルデザインの時は
Produced by Manzie and Bunny(もしくはManzieのみ)とクレジットされている。

そもそも、Dubley SwabyもLeroy HolletもManzieもBunnyも誰も分からないんだけど
もしかしてレーベルデザインが違うのはプロデュースする人が何人かいて
その人の好みなんじゃないかと思い調べてみたら、
Dubley SwabyとManzieは同一人物だと分かった。
Leroy HollettとBunnyも同一人物かは分からなかったけど
その可能性は高いんじゃないでしょうか。
気にしなければ全然気にならないところなんですが。

あくまで想像ですが、このレーベルデザインの時は
クレジットの名前をこっちにしようとか考えてそうな
その感覚、目論みが個人的には好き。

曲に至っては妙にスリリングさを感じさせてくれるGreat Tune。

2012年3月13日火曜日

108. Killer Ska

   Dick Tracy / The Skatalites
   So Long / Baba Brooks

Killer Ska対決。
Coxsone vs Treasure Isle

ライバルがいたからこその切磋琢磨。
どちらも甲乙つけがたいキラーさ、かっこよさ。



2012年3月7日水曜日

107. Nyahbinghi

    A New Dub (A New Name Jah Got) / Ras Michael & The Sons Of Negus

二十四節気という言葉のなかで、啓蟄が一番印象的だ。
大地が徐々に温かくなるにつれ、
地中に冬眠をしていた虫たちがいよいよ穴から出てくるころのことを言う。
待ちわびた春がいよいよ訪れるその一歩手前の季節をさす言葉。
今年は3月5日が啓蟄だったらしい。
季節を細分化し、また季節の言葉を作ることは中国の影響ということだが
日本人は季節感を大事にして生きてきた民族だと実感させられる。
自分も歳を重ねるにつれて季節の移り変わりを楽しめるようになってきた。

今回の掲載曲は個人的に「大地」という言葉が、ぴったりのNyahbinghi。
大地にこだまするかごとくのDubwiseに痺れる。

2012年2月28日火曜日

106. Ska

    I Wouldn't Baby / Sharks  〈1965〉

とても気に入っているメロディカSka。
Skaの頃って、ハーモニカ使っている曲はしばしば耳にするけど
メロディカ使っているのは今回の掲載曲くらいしかないんじゃないでしょうか。
そして、このメロディカを吹いているのは誰なのか?と考えながら聞くのもまた一興。

ボーカルスタイルもいかにも古臭い感じがまたよい。

2012年2月19日日曜日

105. Roots

    Bongo Red / The Gladiators
    Dreadlocks The Time Is Now / The Gladiators

ボーカル&ギターのアルバート・グリフィス(Albert Griffiths)が
中心のグラディエイターズ。
脇を固めるのはベースのクリントン・フィーロン(Clinton Fearon)、
リズムギターのゲリモア・サザーランド(Gallimore Sutherland)。

グループ全員が楽器もやって歌もやってというバンドスタイルは
ジャマイカ音楽では珍しい気がする。
アルバート・グリフィスの声がRoots期に絶妙にフィットしていて
それに加えてコーラスの掛け合いもばっちりなところがこのグループの魅力。

最近、歌詞を見つけてきて聞いている。
掲載曲の歌詞も載せておきます。
Stand up fight for your rights!!



I-man don't like to get mix up (mix up, mix up)
By pushing me mouth in something I can't prove (no, no, no)
I-man don't take hearsay (hearsay)
Them kind of things bring mix up (mix up, mix up)
I-man no say what next man say (next man say)
I like to prove things for I-self (for I-self)

So I take a walk from 6th street
Trying to prove something
Going to the bottom of 8th street
From corner to corner you can hear
Yes, the youth dem a shout
Natty dread, yes them dread

Natty dread, natty rule
Natty cool, (cool-cool natty dread)
Yes them dread
For they stand up in Babylon


Natty dread, natty rule
Natty cool




I had a vision last night 
That I was walking on a street of pure gold 
This street that I saw 
Is where I and I should have been 
So why don't we stand up and fight for our rights 

Dreadlocks the time is now 
Stand up fight for your rights 
Or you ain't gonna get your culture man 
Roots natty, don't give up  hold on

If I am wrong, be not afraid to say so 
Is there any difference between the black and white? 
We are all of one skin same blood , same soul 
But there are some who think dreadlocks don't count 

Dreadlocks the time is now
Stand up fight for your rights 
Or you ain't gonna get your culture man 
Roots natty, don't give up  hold on

2012年2月17日金曜日

104. Nyahbinghi Ska (Coxsone)

     Another Moses / The Mellow Cat (Bunny & Skully)  〈1961〉

自分が一番最初に手に入れたナイヤビンギSkaの7inch。
そして、ナイヤビンギSkaと言われるものの中で最も好きな曲。

2012年2月14日火曜日

103. Prince Buster

    Dance Cleopatra / Prince Buster

言葉の説明なんかいらない、最強のかっこよさ。

2012年2月12日日曜日

102. Ska (Gayfeet & SEP)

    Always Waiting You / Tanamo & Yvonne
    You Got To Go / Joe White

夫婦で音楽プロデュースをしていたSonia PottingerとLindon Pottinger。
ここのレーベルでしか出せない音、素朴だけど味わい深いものが多い気がする。

Always Waiting Youは初めて、京都「ブラックアーク」に行った際に手に入れた1枚。
You Got To Goは3年前にブラックアークにて手に入れた1枚。

最近またブラックアークに行ってきました。
ビルの脇にちょこんと置いてある看板が青から赤に変わっていたので
思わず写真に収めました。
店の中は相変わらずビールケースの上にスピーカーが置かれていたし、
小学生が書いたような謎の絵も飾ってありました。
今回もいいレコード手に入れる事ができました。
機会を見つけて掲載したいと思います。



2012年2月10日金曜日

101. Early Reggae

    Return Of Herbert Spliffington / Winston Blake   〈1970〉

Lee Perryを思わせるようなマッドなDJを披露しているWinston Blake。
ミドルネームが入るとWinston "Merritone" Blake。
あのMerritoneレーベルのプロデューサーだと思われる。
Merritoneの原点はサウンドシステム。
場所はKingstonから見ると東にあるMorant Bay。
家族で機材を調達し、兄弟でセレクターをしていたという。

セレクターで培ったマイク(ガンジャ)パフォーマンスに
黄昏なピアノの組み合わせが、ジャマイカ音楽のセンスを感じる。

2012年2月8日水曜日

100. Augustus Pablo

    Rockers Dub / Paul K. & Pablo

強烈に乾いたドラムの音に、絶妙にPabloのメロディカが重なる。
DJも楽器の一部のように聞こえてくる。

やっぱりPabloが作る音は
乾いた大地に土ぼこりが舞うイメージが浮かんでくる。

2012年2月7日火曜日

99. Bob Marley

  Soul Rebel / Bob Marley & The Wailers

2月6日はBob Marleyの誕生日。
日本はもう7日になったけれど、まだ世界には6日の国もある。
Bob Marleyの歌に出会えて本当に良かった。
最近もあなたのレコード買いました。
今回の掲載曲がとても気に入ったからです。
Soul Rebelはいくつかヴァージョンがあると思いますが、これ凄く良いです。
気持ちがすごく伝わってきます。

これからもずっと、何十年後も聞き続けます。




I'm a rebel, soul rebel 
I'm a capturer, soul adventurer 
I'm a rebel, soul rebel 
I'm a capturer, soul adventurer 

See the morning sun, see the morning sun 
On the hillside 
If you're not living good 
You gotta travel wide, you gotta travel wide 

Said I'm a living man, said I'm a living man 
And I've got, I've got work to do, ooh 
If you're not happy, then you must be blue 
You must be blue, people say 

I'm a rebel, soul rebel 
I'm a capturer, soul adventurer 
I'm a rebel, soul rebel 
I'm a capturer, soul adventurer 

See a morning sun 
On the hillside 
If you're not living good, I beg you 
Travel wide, travel wide 

Said I'm a, said I'm a, said I'm a living man 
I've got work to do 
If you're not happy, if you're not happy 
Then you must be blue, must be blue, you must be blue 

I'm a rebel, soul rebel 
I'm a capturer, soul adventurer 
I'm a rebel, soul rebel 
I'm a capturer, soul adventurer 

2012年2月1日水曜日

98. Rhythm & Blues

   Unknown 50's Rhythm & Blues / unknown

2月はリズム&ブルースからスタート。
この曲は未だにタイトルとアーティストが分からない。
多分、Shirley & Leeな気がするんだけど。

そもそもこの曲に出会った経緯は
Night Foodのテープで森ラッピン氏が選曲していたので知った。
6、7年前、当時は地方に住んでいて車に乗っていて
車の中でカセットテープを聞くのが好きだった。
まだ、You Tubeとか存在していない時代だし、
音楽を知るためにはミックステープかイベントを頼りにしていた頃。

それで、このレコードを手に入れた経緯も書きたいと思う。
当時住んでいた所から車で3時間くらいのレコード屋に
京都のブラックアークから届くレコードがあることを知り、
殴り書きでタイトルとアーティストが書いてある
むしろ書いてあればいい方でタイトルとか何も書いていないのがざらの
まさしくジャマイカの香りが残るレコードを探りに行っていた時期があった。

そんな時に、ジャマイカ音楽以外にもUnknown R&Bと書かれている
レコードを見つけるとはじいといて視聴させてもらっていた。
そんな何枚かのUnknwn R&Bのレコードを聞いていたら
森ラッピン氏のテープに入っていた曲に出会った。そう、今回の掲載曲。
あの時の高揚感は今でもはっきり覚えている。

今はネットで音楽(曲)もデジタルで入手できるし、曲(音楽)を知ることもできる。
ネットが出来る環境であれば家でも、通勤中でもスマートフォンでというように
音楽に関わる事の情報が簡単に手に入れることができる、とても便利な時代。

けれど、自分としては音楽(レコード)には手間をかけたい。
レコードを手に入れて電車に乗って帰ってたら、車内にものすごくかわいい子がいて
その子に惚れちゃったりして、けど声もかける勇気もなく
自分より先にその娘は降りてしまう。
家に帰り、買ってきたレコード聞きながら名前も知らないあの娘を想う。
時は経ち、とりとめもなくそのレコードに針を落とした時、ふとあの娘を思い出す。

そんな思い出は手間をかけて音楽(レコード)を探しているからこそできるもの。
決して便利さだけが人を幸せにするわけではない。

今でもリズム&ブルースはちょくちょく集めている。
重要視しているのは間奏のブロウ具合がかっこいいか。
Unknown以外にも2曲掲載しましたので併せて聞いてみて下さい。
Keith & EnidはジャマイカのDuoで
明らかにShirley & Leeをお手本にしていると思われる。
Unknownのタイトル、アーティスト分かる方いましたらぜひ教えてください。




I'm Leaving / Keith & Enid


I'll Do It / Shirley & Lee

2012年1月30日月曜日

97. Reggae

    Material World / Jimmy Cliff

先日、久しぶりに「Roots Rock Reggae」観ました。
やっぱり歌っている姿、見るのいいですね。
そこで今日は、映画に出演していたシンガーの一人Jimmy Cliffの曲を掲載。

個人的にはJimmy CliffのTop Tuneだと思っている。
締まった演奏に絡む、情感たっぷりのJimmy Cliffの声。
随所にドドッ、ドドッと入るミリタントビートがかっこよい。

96. Reggae

   Party Time / The Heptones

Coxsoneのリディムファウンデーション"Party Time"のLee Perryテイク。
Leroy SibblesのRockSteady期のメロウな声もいいけれど
70年代入ってからの伸びのあるソウルフルな声も素晴らしい。

Leroy Sibblesは、Coxsoneの元でHeptonesのリードシンガーであったと同時に
ベースの演奏、オーディション選考もする存在だった。
彼がベースを弾いた曲を挙げると"Queen Of Minstrels","Stars","Satta Masa Ganna",
"Declaration Of Rights"など。

レコーディングしてもどの曲をリリースするかを決めるのはCoxsoneだった。
"Satta Masa Ganna"は気に入られなかった為、Coxsoneの元ではリリースされなかった。
後に、Abbysiniansが自身のレーベル、Clinchから出している。
                                                                         
                                                                              〈参考文献:Bass Culture〉

2012年1月23日月曜日

95. Rocksteady

 Too Bad / Derrick Morgan  〈1968〉

Bunny Leeから出ているDerrick Morgan。
Skaの時とは違って拳を握りしめるかのような熱い唄い方にシフトチェンジか。
あとこの曲は後半のギターがかっこいい。
一風変わったRocksteadyとして気に入っている。

拳を握りしめるかのような唄い方といえば
Ken Bootheだよねとか思いながら棚からKen Bootheを探し始める。
それで最初に見つかったのが"You're On My Mind"。

偶然、どちらもリリースが1968年。
ちょっとこの年に出ている他の曲も探してみようと思い、探し始めると色々出てきた。

"I've Got To Get You Off My Mind"はBusterのOlive Blossamからのリリース。

そして、MelodiansのGay Feetから出した名曲"A Little Nut Tree"。
Yard Link Records氏のブログに書かれてある
この曲がリリースされた経緯は心が暖まります。
"A Little Nut Tree"裏面の"You're My Only Love"も演奏と歌声の絡まり具合が素晴らしい。



You're On My Mind / Ken Boothe 〈1968〉


I've Got To Get You Off My Mind / The Tennors 〈1968〉


A Little Nut Tree / Melodians 〈1968〉 ※1967という情報もある


You're My Only Love / Melodians

2012年1月17日火曜日

94. Ska

    Behold / Blues Busters

トリオグループならたくさん思いつくけれど
デュオで、しかもその時限りでなくちゃんとグループで活動していたといえば
Blues Bustersが筆頭ではないでしょうか。
感情豊かな歌唱力と息ぴったりのコーラスワークに思わず感激。

Lloyd CampbellとPhillip Jamesの2人。出会いはモンテゴベイ。
キングストンで生まれたLloyd Campbellは
9ヶ月の時に家族でモンテゴベイに移ってきた。
そして幼稚園の時に、モンテゴベイ育ちのPhillip Jamesと出会い大親友に。
その後離ればなれになったものの、
Lloyd Campbellが協会の聖歌隊に入って歌っていたとき
ちょうどそのコンサートをPhillip Jamesが父親と見に来ていて、めでたく再会。
中学生になった2人は、音楽活動に専念するために学校を辞めている。
                                                                                               
                                                                                             〈参考文献:BLUE BEAT BOP〉

2012年1月16日月曜日

93. Roots

  The Lament African People / Funky Brown & Inner Circle

タイトルに使われているLamentの意味を辞書で引くと嘆き悲しむ、悔やむ、
「声を出して泣く」など悲しみを外部に表す嘆き方と書いてある。

声も渋ければ、演奏も音数としては少ないけれど引き締まった演奏がかっこいい。
この曲を初めて知った時はそんな印象だった。

その後、タイトルに使われているLamentの意味を知って少し印象が変わった。
歌詞をすべて理解できていないけれども
この曲はアフリカの現状に対する苦しみを歌っているんじゃないか。
簡単にKillerだとか言えるような歌詞の内容ではないと思う。
けれども、歌という表現手段で伝えようというその信念。
その揺るぎない姿勢のようなものが曲に伝播し、聞き手の心を揺さぶる。


2012年1月13日金曜日

92. Coxsone

   SURFIN' / Ernest Ranglin

昨年末に来日したErnest Ranglin。
その時のインタビューがRiddimに掲載されていて
読んでいるととても興味深いことがあった。
話がジャマイカの当時のプロデューサーとの思い出を聞き出そうというくだりで、
どのプロデューサーのこともあまり思い出したくないといった感じで答えていました。
推測するに、いいように使われた時も多々あることを考えると納得です。

インタビューは続き、思い入れのあるプロデューサーはいるか?という質問に
Earnest Ranglinは、一番良かったプロデューサーとして、
な、なんとDuke Reidと答えているのです。
「彼は本当に紳士的だった」という好意的なコメントまで付いてました。

Treasure Isleには好きな曲がいっぱいあるけど、
Duke Reidという人物に対して個人的には
Coxsone Hopにまつわる性格悪いなと思う話もあるし
元警官という身分を生かし他のサウンドシステムへの
なかなかに卑劣な嫌がらせをしていたという話も本で読んでいて
あまり良いイメージを持っていなかったのでとても意外でした。

そして、さらにびっくりしたのがその答えに対して
インタビュアーの石井志津男さんがJohn Holt、Lyn TaittもErnest Ranglinと同じことを
言っていたと返していたこと。

もしかして、そんなにDuke Reidって悪い人じゃないんじゃないかと思わせるほど
説得力ありました。
ちょっとDuke Reidの見方が変わるかもしれませんね。

掲載曲はErnest Ranglinといえば真っ先に思い出す魅惑のギターインスト。

2012年1月11日水曜日

91. Ska

     Penny Reel / Eric Morris

Eric Morrisの土臭く、素朴な声が気に入っている。
調べるとEric Morrisもヴィア・ジョンズ・オポチュニティ・アワー出身者の1人。
BusterからはHumpty Dumpty、KentoneからはSammy Dread、
そしてTreasure Isleからは掲載曲と、色んなレーベルからSka期のBig Tuneを出している。
けどEric MorrisってCoxsoneからはレコード出してない気がする。

ちなみに僕が大好きな映画監督、ジム・ジャームッシュが
"Coffee & Cigarettes"でEric Morrisを使ってます。

2012年1月10日火曜日

90. Roots

新年あけましておめでとうございます。
今年の1発目は何にしようか考えていたら、もう10日が経ちました。
そして考えに考えて決めた曲。

Peace Treaty Special / Jacob Miller

かのBob Marleyが自身のライブが始まる時の入場に使っていたとされる曲で
2012年、Bass Culture始動します。
見て頂いている方、今年もよろしくお願い致します。
今年も素晴らしいジャマイカ音楽に出会える事を楽しみに...