Danger In Your Eyes / Don Evans & The Paragons
Paragonsといえば、John Holt,Tyrone Evans,Howard Barrettの3人組コーラスグループ。
Duke Reidから素晴らしいRock Steadyの数々をリリースしている。
このParagonsというグループのルーツを探っていくと
1962年、Bob AndyとTyrone Evansのデュオが始まり。
1962年、Bob AndyとTyrone Evansのデュオが始まり。
その後、ザ・バインダーズ(Bob Andy,Tyrone Evans,ウィリアム・バックリーの3人組を経てリロイ・スタンプ、エロール・ウォーカーを加えた5人組のグループへ)となり、
その次がParagons(1965年頃)となる。
初期のParagonsはBob Andy,TyroneEvans,John Holt,ジュニア・メンスの4人組だった。
初期のParagonsはBob Andy,TyroneEvans,John Holt,ジュニア・メンスの4人組だった。
あまり聞いたことがないジュニア・メンスという男はアメリカからやってきた人物でリードボーカルをとらせてもらえなかった為に早々に脱退してTechniquesへ移っていった。ただ、Paragonsというグループ名は彼のアイディアだったという。
ジュニア・メンスが脱退した後にHoward Barrettが加入、再び4人組に。
今度は古株のBob AndyがCoxsoneの元へ。
(これが1966年のことなのでめまぐるしくメンバーの移り変わりがあったことが窺える)
ようやく最初に紹介した3人組のParagonsとなる。
この3人組でTreasure IsleのRock Steady期を、素晴らしい楽曲の数々で支えていく。
"On The Beach","Happy Go Lucky Girl",The Tide Is High","Only A Smile"などが
収録されているLP「On The Beach」はずっと付き合える素晴らしい内容。
収録されているLP「On The Beach」はずっと付き合える素晴らしい内容。
彼らはTreasure Isleからだけでなく自分達でも"Super Tone"というレーベルを作り、
音楽活動を始める。おそらく待遇の不満が原因だったと思われる。
そんな折、1968年にDuke Reidが彼らの不満を察してか、
はたまた違うプロデューサーに逃げられるのを恐れてか 真意は分からないが
大金をオファーしてくる。
その前に、ミュージシャン同士で待遇の悪いDuke ReidやCoxsone Doddとのレコーディングをボイコットしようというユニオン結成の話が持ち上がっていたにも関わらず、
John Holtがジョン・ランディスとデュオでDukeの元でレコーディングしてしまう。
John Holtがジョン・ランディスとデュオでDukeの元でレコーディングしてしまう。
この件で、Howard Barrettが怒ってグループを脱退、
ParagonsはTyrone Evans,John Holtの2人になってしまいParagonsは解散となる。
ParagonsはTyrone Evans,John Holtの2人になってしまいParagonsは解散となる。
2人になってからはCoxsoneの元へ。
掲載曲はそのCoxsoneからの一曲。
Don Evans & The Paragonsというアーティスト名になっているが、おそらくリードボーカルを務めているDon Evans とはTyrone Evansのことだろう。
この曲のハーモニーはBob AndyとLeroy Sibblesがやっているらしいが
クレジットはなんとThe Paragonsとされてしまったという、いかにもジャマイカの
適当加減を感じる。
〈参考文献:BLUE BEAT BOP!〉
ただハーモニーがこの2人って、ある意味Coxsoneオールスターのようなもの。
曲に関しては文句なしにかっこいい。
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