2012年1月13日金曜日

92. Coxsone

   SURFIN' / Ernest Ranglin

昨年末に来日したErnest Ranglin。
その時のインタビューがRiddimに掲載されていて
読んでいるととても興味深いことがあった。
話がジャマイカの当時のプロデューサーとの思い出を聞き出そうというくだりで、
どのプロデューサーのこともあまり思い出したくないといった感じで答えていました。
推測するに、いいように使われた時も多々あることを考えると納得です。

インタビューは続き、思い入れのあるプロデューサーはいるか?という質問に
Earnest Ranglinは、一番良かったプロデューサーとして、
な、なんとDuke Reidと答えているのです。
「彼は本当に紳士的だった」という好意的なコメントまで付いてました。

Treasure Isleには好きな曲がいっぱいあるけど、
Duke Reidという人物に対して個人的には
Coxsone Hopにまつわる性格悪いなと思う話もあるし
元警官という身分を生かし他のサウンドシステムへの
なかなかに卑劣な嫌がらせをしていたという話も本で読んでいて
あまり良いイメージを持っていなかったのでとても意外でした。

そして、さらにびっくりしたのがその答えに対して
インタビュアーの石井志津男さんがJohn Holt、Lyn TaittもErnest Ranglinと同じことを
言っていたと返していたこと。

もしかして、そんなにDuke Reidって悪い人じゃないんじゃないかと思わせるほど
説得力ありました。
ちょっとDuke Reidの見方が変わるかもしれませんね。

掲載曲はErnest Ranglinといえば真っ先に思い出す魅惑のギターインスト。

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